Go言語のIDE環境を比較
- 2014/01/10
- 19:58
Go言語のIDE環境を比較
次は、Go言語のテスト用に簡単なプログラムを作成したときのもので、
そのコードを表示・確認して、実行してみたものです。

このような真っ黒な画面の『コマンド プロンプト』で開発するのは、
ごく簡単なプログラムの作成やテストなどの場合を除けば、
耐えられないものです。
また、テストなどの場合を除けば、いやテストの時でもコーディングするときは、
ぜひとも入力支援機能を備えたIDE環境が欲しいものです。
ところが、
Googleが社内で使っているIDE環境があるとの情報を得ましたが(真偽は未確認)、
公開されていません。
そこで、一般的なGo言語用のIDE環境を10個近くダウンロードして検討してみました。
geekmonkeyのComparison of IDEs for Google Goを参考にし、多数のIDE環境を試してみました。
下記は、検討した中で主なものです。
よろしければ、ご参考までに。
Go言語のIDE環境を比較してみました
※Windows環境で開発する人向けです。
※UNIX系で標準的なEmacsやVimは、Windowsでも利用できるようになっていますが、操作方法がWindowsと大きく異なるとのことなので、インストールはしておらず未確認です。
ただ、Eclipsは、Java開発でわずかですが利用しているので、インストールし比較しています。
Go言語自体は、もともとマルチコアサーバーをメインの対象にして開発されたようですが、
当サイトでは、あなたのパソコン上で単独で動く、つまりスタンドアローンのプログラムを作成する人のための環境としてのIDEを比較しています。
※各IDE環境のダウンロード先を記載していますが、
私がダウンロードした時ファイルは、
念の為に、全てTrend Microの製品他でウィルス・マルウェアチェックをして安全性を確認しています。
しかし、あなたがダウンロードした時は、安全のため、更にチェックすることをオススメします。
ただ、Eclipsは、Java開発でわずかですが利用しているので、インストールし比較しています。
Go言語自体は、もともとマルチコアサーバーをメインの対象にして開発されたようですが、
当サイトでは、あなたのパソコン上で単独で動く、つまりスタンドアローンのプログラムを作成する人のための環境としてのIDEを比較しています。
※各IDE環境のダウンロード先を記載していますが、
私がダウンロードした時ファイルは、
念の為に、全てTrend Microの製品他でウィルス・マルウェアチェックをして安全性を確認しています。
しかし、あなたがダウンロードした時は、安全のため、更にチェックすることをオススメします。
※ ★は、特にオススメのものです。
Eclipse
元々はIBMがJava開発のために開発したIDE環境です。
現在では、多数のプログラミング言語に対応し、
オープンソース化され、誰でも無料で使用できる、
最もポピュラーで高機能なIDE環境の一つと言えます。
※別な高機能のIDE環境としては、
私がベースにしているマイクロソフトの製品群がありますが、
余程のことがない限り、Go言語へ対応することはないでしょう。
私がベースにしているマイクロソフトの製品群がありますが、
余程のことがない限り、Go言語へ対応することはないでしょう。

Java開発などでEcliplseを気に入っている人や、
Go言語プログラミングで『高機能のIDE』を欲しいなら、オススメです。
※特にGoogle App Engineで動作する、サーバー用のWindowsアプリケーションを開発する場合には、オススメです。
当サイトでは、この説明はしませんが、Eclipseに簡単に組み込めたので、付記しておきます。
当サイトでは、この説明はしませんが、Eclipseに簡単に組み込めたので、付記しておきます。
Go言語によるプログラミングするためには、
Go言語用のプラグインGoClipseを組み込み、環境設定すれば、すぐに使用できます。
たったそれだけのはずですが、
『Windows環境では』意外とトラブルが発生します。
しかし、Eclipseは、Go言語開発で、最もおすすめする2つのIDEの一つなので、
インストールから実際のプログラミングを始めるところまで、詳しく解説しています。
→ 『日本語Eclipseをインストールしよう』
IntelliJ
IntelliJは、Eclipseに次いでJava開発者に人気のあるIDE環境だそうです。
使いやすそうなのですが、無料で利用できるのは30日間で、以降は有料となります。
なお、デバッガはついていないので、個人的には候補から外しています。
特に希望する人は、下記を参照してインストールしてください。
英語ですが、簡単にインストールできました。
IDE:IntelliJIDEA
プラグイン:IntelliJ IDEA Plugins
GoIDE
他の環境用は64ビット用もありましたが、Windows用だけ32ビット用でした。
事前にJavaの32ビット用の開発環境をインストールし、Windows環境でのパスを通しておく必要があります。
※私は64ビット環境をメインに使用し、32ビット用にパスを設定したくなかったので、ダウンロードはしましたが、これのみ起動させていません。
パスを通すだけでも、プログラミング初心者には難しいかもしれません。
特に希望する人は、下記を参照してインストールしてください。
IDE:GoIde 1.0.0 release (Linux, Windows and Mac OS X)
Zeus
Go専用のIDE環境です。
ファイルをダウンロードしインストーラーを起動させるだけで、簡単にインストールできました。が、45日間の試用期限のシェアウェアでした。
希望する人は、下記を参照してインストールしてください。
IDE:Zeus for Windows Programmer's Editor
LiteIDE
他のIDEと異なり、Go言語専用のIDE環境です。
次の画像は、このページの最初の『コマンド プロンプト』で表示した内容を、
LiteIDEで実行した時の画面です。
次の画像は、LiteIDEで、
このページの最初の『コマンド プロンプト』の内容を実行したときの画面です。

名前の通り立ち上がりは『軽く』、しかも高機能で、
おすすめの一つです。
デバッガもあらかじめ組み込んでありますし、
スタンドアローンのアプリケーション作成なら、これで十分です。
問題点が幾つかあるのですが、通常の開発に必要な程度には問題を回避出来ました。
※なお、メニューの中のリストやアイコンの説明・表示などは中途半端に日本語化されています。この辺りは、個人的にはかなり気になります。
パソコンに少し詳しければ、下記を参照してインストールできると思いますが・・・
IDE:golangide:LiteIDE Released for Go
ただ、ダウンロードするファイルは、『*.windows.7z』という形式で圧縮されていて、Windowsのエクスプローラーでは解凍できないし、
他にもいくつか注意点があるので、別途ページを設けて解説しています。
LiteIDEを検討したい人は、
<アップ前>『LiteIDEをインストール前に検討してみよう』をご覧ください。
以上、Go言語によるプログラミングを始めたい人に、
おすすめしたいIDE環境をざっとご案内しました。